がん検診の対象となっている胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの中で唯一20代が対象年齢となっている子宮頸がん検診ですが、非常に受診率が低いことが問題になっています。どのようながんでも早期発見、早期治療が重要になりますが、特に女性特有のがんである子宮、乳房というのは早期に見つけることが重要です。これらの部分は、治療した後の生活に問題を与えることがあります。特に若い女性で残念なことに罹患してしまったあとに、精神的なショックを与えることがあります。

そのためにも早期発見が重要な意味を持つ部分でもあるのです。人間ドックは比較的、女性を受け入れやすい体制が整っています。レディースコースがあり、男性の目を気にせずにすべて女性だけで検診を受ける体制が整っていますが、最大のデメリットとして検査費用が高い点が挙げられます。その点がん検診は、住んでいる地域によって変わりますが、子宮頸がんや乳がん検診は無料で受けることができる地域もあります。

たとえ自己負担がかかるとしても、人間ドックほど高い費用を払わずに検診を受けることができますので、大変おすすめです。どこで受けられる、女性に配慮していない医療機関が多いという公的機関の呼びかけや努力が足りないのも大きな問題になっていますが、まずは自分の体について関心を持つことが受診率を高める要因になるでしょう。特に子宮、乳房のがん検診は2年に1回で良いとされていますので、関心を持つことが大切です。