ストレスチェックとは、ストレスに関する質問票に回答することで、心理的な負担の程度をチェックすることです。2015年12月から、従業員50人以上の事業所は、年に1回このストレスチェックをして、労働者のストレスの程度の把握をして、検査結果に基づいた医師の面接指導を行うことなどが義務付けられています。ストレスチェック制度の目的は、事業所と労働者自身がストレスの状態を知ることで、仕事量を調整したり職場環境の改善するなど、うつなどメンタルヘルスの不調を未然に防止することです。ストレスチェックの結果で、医師による面接指導が必要とされた労働者がその申出をした場合には、医師による面接指導の実施が必要です。

事業所は、面接指導を行った医師から、勤務時間の軽減など必要な措置の有無とその内容を聴取し、それらの措置を講じる必要があります。ストレスチェックとは、ストレスに関する質問票により行いますが、ネット上でそのチェックができるサービスを提供しているサイトもあります。また簡単なストレスチェックであれば、ネット上で試すこともできますので、事業所の行うものを受ける以外に、自分自身でチェックすることも大切です。ストレスチェックとは、労働者を守るための指標であり、制度化・義務化によって実効性が守られています。

事業所に義務付けされているのは年１回ですが、メンタルヘルスの不調に早く気づいて対処するために、事業所は常にチェックできる体制をとり、労働者は定期的にセルフチェックすることが大切です。ホーチミンの病院のことならこちら