病院と医院と診療所とクリニックの違いと役割

数多くある医療施設ですが、病院、医院、診療所、クリニックと様々な看板をみかけますが一体何が違うのかを説明します。まずはじめにそれぞれの区分という意味では医療法では病院と診療所という2つのわけ方になっています。医院とクリニックに関してはどのような位置づけになるかと言うと、医療施設の屋号のようなもので医院とつけてもクリニックとつけても特に問題はない事になっています。一般的には診療所規模の医療機関で医院やクリニックとつける事が多いので、これらの言葉は同じ意味だと考えて問題はありません。

一方で病院と診療所には大きな区分があります。病院は病床数が20床以上で入院施設があれば病院となります。クリニックの位置づけと役割という事は何かというと、一般的に複数の診療科を持つような病院を総合病院と言いますが、このような医療施設と町に多く存在する診療所では役割が全く違います。同じ医療施設ではあるものの診療所ではかかりつけとかホームドクターと呼ばれるような症状の軽い病気であったり、経過観察などの病気で何かあれば総合病院を紹介するが、基本的には定期的な診察を診療所で行う事によって、重度の患者や緊急の患者さんを多く総合病院で受け入れる事に繋がりますし、一方で診療所の方が診察までの待ち時間を短縮できるという利点もありますので両方の医療施設の役割や位置づけがわかります。

緊急性のなさそうな場合にはかかりつけや地元の診療所に行き、高度な検査や治療が必要であれば紹介状を書いてもらい総合病院などで検査や治療を受けるのが最もスムーズな医療施設の利用方法になります。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です