日本人では男女ともに死因のトップになっているのががんです。近年の日本では女性特有のがんも増加傾向にあり、がんを発症する年代も男女ともに若齢化をしています。若年齢性のがんは進行が早いのが特徴です。定期的にがん検診を受ける事によって、がんの早期発見が可能となり、早期治療を行えます。

がん検診は二十歳を過ぎたら定期的に受診をすることが大切です。検査を受ける頻度は健康状態や過去の病歴、年齢によって考慮し、一年に一度か二年に一度の受診が大切です。がん検診の検査方法は検査を行う部位によって変わります。食道や胃の検査の場合は経鼻や経口から内視鏡を挿入し、炎症やポリープなどの病変の有無を検査します。

小さいポリープの場合はそのまま切除することが可能な場合があります。乳がん検査の場合は受診するときの年齢によって異なります。二十代から三十代後半の女性の場合は乳腺が発達しているためマンモグラフィー検査だけでは精度の高い検査を行えないため、乳腺超音波検査と合わせて行います。四十代以降の女性の場合は乳腺が安定しているので、マンモグラフィー検査のみで精度の高い検査結果を得られます。

子宮頸がん検査の場合、子宮のがんができやすい部位から直接粘膜組織を採取した検査を行います。精度が高くがんになる前の段階で病変を察知できます。女性特有のがん検診は体への負担も少なく時間も短めに終わるので、受診しやすくなっています。定期的な健診が大切です。