ストレスチェックと心身のケア

日本はストレス社会だと言われて久しいですが、平成25年に厚生労働省が行ったストレスチェックでは12歳以上の48.1%がストレスを自覚しているとの統計が出ています。日本人口の約半数がストレスを抱えていることになりますが、しかし一口にストレスと言っても、イライラする程度のものから健康に悪影響を与えるものもあり、感じ方は人それぞれです。そこで厚生労働省はストレスを定量化してデータ比較を行うためにK6という指標を用いるようになりました。K6は、6項目から測定する過去30日間の心理的ストレスの尺度です。

1項目につき0点~4点で測定され、6項目の総合点が9点以上になる場合はストレスが強く何かしらの障害を発症している可能性があるとされています。また、平成27年からは事業者に対してストレスチェック制度が導入されました。定期的に労働者のストレスチェックを行い、面接指導の実地が義務付けられています。ストレスを解消するためには、まずは何が原因でストレスを感じているのかを把握し、対策を樹立し、可能なとこから行っていく必要があります。

ただ近年はストレスに対する理解度は高まってきているものの、それでも気の持ちようで片づけられてしまうことも少なくはなく、それがまたストレスを生む悪循環もあります。自分で気づき、家族、友人、会社など周りの理解と協力を得ることができればいいですが、時には問題から逃げるという早めの選択も必要かもしれません。

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