がん検診の目的は、がんを発見することであり、何も異常が見つからなければ安心することができるでしょう。しかし大切なのは、これからも受診を続けることになります。がん検診の対象となっている、胃、大腸、肺は1年に1回、女性であれば子宮、乳房は2年に1回検診を受けることが推奨されていますので、安心しても継続して受けるようにしましょう。たとえがん検診で異常が見つかったとしても、そこまで落胆する必要がありません。

また第一段階で異常が見つかったということであり、2次検査で異常が認められなかったということも実は多いです。検診によって異常が見つかったけれど、2次検査である精密検査をしない人も多いです。そのようなことがないように最後まで診断してもらうためにも2次検査を受けることが大切です。がん検診を受ける人で、自覚症状がなく健康であるといった人が多いですから、たとえ検診でがんが見つかったとしても初期の状態であることが多いです。

がんは早期に発見して、すぐに治療を開始することで予後が全く変わってきますので、たとえ見つかったとしてもそこまで落胆する必要がありません。大切なのは、早く見つけることになりますので、そのためにもがん検診を受けることが重要です。人間ドックと比べて、安い費用で検診を受けることができますので誰でも検診を受けることができると言えるでしょう。自分の健康を支える意味でも決して無駄な費用ではありませんので、受けるようにしましょう。